診療のご案内

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顔面神経麻痺

ウイルス感染や脳腫瘍・耳下腺腫瘍の手術、側頭部の骨折などが原因で顔面神経が麻痺することがあります。麻痺が回復しない場合、目や口の動きが制限され、整容的に重大な後遺症を残します。麻痺の原因や年齢に応じてさまざまな治療法があります。

麻痺の原因が神経の断裂であれば、神経の再生を目指して神経移植や神経吻合を行います。顔面神経に吻合しても回復する見込みが低い場合はその他の神経(舌下神経や三叉神経)と吻合することもあります。

口元が動かず笑顔を作ることができない、口から食事がもれるといった後遺症が残っている場合、口元の運動を回復するために背部からの筋肉移植(広背筋や前鋸筋)を行います。移植する筋肉を支配する神経を顔面神経と吻合することにより、自然な笑顔の回復が期待できます。また、高齢者など筋肉移植の効果が期待できない方では、口角と下顎骨の間に下肢の筋膜を移植して固定することで、口元を動かすことができるようになります。

目のまわりが麻痺して眉毛や上まぶたが下垂すると、顔貌が変化するだけでなく、上方の視野が狭くなります。眉毛の挙上や上眼瞼の皮膚を切除することで、見た目の改善だけでなく、上方の視野を広くすることができます。また、下まぶたのゆるみのために目の縦幅が広くなると、目の痛みや視力低下の原因になります。下まぶたの短縮、引き締めをすることで見た目や痛みの改善ができます。

http://www.jsprs.or.jp/member/disease/other/other_01.html
(日本形成外科学会HP「形成外科が扱う疾患」へリンク)

  • 治療前治療前
  • 治療後治療後

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