形成外科とは

形成外科とは

形成外科はさまざまな疾患を扱う診療科です。外傷や手術により失われた顔面・四肢・乳房などの組織を再建する、手足や顔面の先天異常をより正常に近い状態に回復する、リンパ管や手足の細い血管を吻合する、顔面の骨折を修復する、眼瞼下垂を改善するなど、その仕事は多岐にわたります。

九州大学病院形成外科は2014年2月に開設された新しい診療科です。整形外科専門医、耳鼻咽喉科専門医など、他科の知識・経験を豊富に持つ医師が集結しており、さまざまな疾患に対応できる体制になっています。今年で開設4年目を迎え、開設当初は5名の小さな診療科でしたが、現在は総勢9名となっています。初年度は約230件であった手術数も、昨年度は約470件と倍増しています。

当科の特徴は、頭頸部がんや四肢・体幹の悪性腫瘍切除後の再建など、再建手術が多い点です。昨年度は他院での出張手術を含め、170件ほどの再建手術を行いました。また、当科では最新型の顕微鏡を駆使し、リンパ管細静脈吻合術などリンパ浮腫に対する外科治療にも積極的に取り組んでおります。当院には8名の豊富な経験をもつリンパ浮腫セラピストもいます。九州でも数少ない、リンパ浮腫に対する包括的治療が受けられる施設となっています。

2013年より人工乳房が保険適用になったのに伴い、乳房再建も増加傾向にあります。当科では患者様の希望に応じて、人工乳房(乳房インプラント)および自家組織(腹部あるいは背部からの組織移植)を用いた乳房再建、どちらも選択できる体制にあります。

当科を受診される患者様がよりよい治療を受けられるよう、さらなる努力していく所存です。

外来受付時間

初診
8:30-11:00
再診
8:15-17:00 (自動再来受付機)
8:20-17:00 (窓口受付)
休診日
土・日・祝日、年末年始

九州大学病院

〒812-8582 福岡市東区馬出3-1-1
  • 092-641-1151 (代表)
  • 092-642-5163 (時間外受付)
  • #
  • #

ページトップ